※本サイトは 『初級公務員社会科学の完全マスター』 の内容を引用しています。

日本銀行と金融政策

(1)貨幣機能と通貨制度

▶貨幣の機能

 ①通貨の種類–通貨とは財・サービスの交換手段として用いられる貨幣のことで、日本銀行発行の紙幣である日本銀行券と政府発行の硬貨である補助貨幣とからなる現金通貨と普通預金や当座預金とからなる預金通貨とがある。

 ②貨幣の機能–基本的な機能としての商品の価値を計る基準であり、商品の流通手段である。また派生的機能として、貯蔵と支払の手段である。

▶金本位制と管理通貨制度

 ①金本位制–貨幣制度の基礎となる本位貨幣を金とし、金の一定量と等価の通貨を発行する。中央銀行の発行する通貨は兌換銀行券とよばれ、金との交換を保証し、また一国の流通量は中央銀行の保有する金の量で決定される。19世紀から1920年代まで主要国で採用されていた。

 ②管理通貨制度–金保有とは関係なく中央銀行が通貨の発行・流通量を操作できる通貨制度。ケインズが提唱、1930年代以降各国で制度化された。通貨量の調整・管理による金融政策・財政政策を通し、景気調整や経済の安定を図りやすいが、通貨が増発されやすくインフレーションを招きやすい。

(2)金融と金融市場

▶金融

 ①金融とは–貸付資金が家計などの供給者から企業などの資金需要者まで流通する改定をいい、その取引を仲介する機関が金融機関で、銀行がその代表。

 ②金融市場–資金の需要・供給を調整するはたらき、あるいはしくみをさす。そこで需給の調整は、利子率(金利)を通してなされる。証券市場などの長期金融市場・銀行などからの融資である短期金融市場、金融機関相互の短期融資であるコール市場とがある。

▶金融機関

 ①種類–中央銀行である日本銀行、銀行を代表とする民間金融機関、国際協力銀行や預金保険機構などの政府金融機関がある。銀行には全国規模で活動する都市銀行と地元と密接な関係を持つ地方銀行、産業の設備資金の融資を目的として長期信用債券の発行をする長期信用銀行、信託業務を主に行う信託銀行がある。都市銀行と地方銀行を合わせて普通銀行(市中銀行)ともよぶ。

 ②銀行の業務–預金など資金を受け入れる受信業務、資金貸付などの授信業務と、遠隔地間の資金の貸借決済を行う為替業務がある。

 ③銀行の信用創造–銀行が預金通貨を創造することをいう。すなわち、支払いに現金ではなしに小切手を使う当座預金を銀行が貸し付けに利用することによって、最初の預金の何倍もの預金を作り出す。しかし、銀行には預金引き出しに備えて用意した預金の一部を支払い準備に充てるため、想像しうる信用の最高額は、次の式で求められる。

(3)日本銀行と金融政策

▶日本銀行

 ①日本銀行の性格–国家の金融政策の中心になる金融機関が中央銀行である。米国では連邦準備制度理事会(FRB)、英国ではイングランド銀行、日本では日本銀行がこれに当たる。

 ②日本銀行の役割–銀行券(紙幣)を発行する唯一の銀行で発券銀行といわれる。また、市中銀行から準備預金の受け入れと、市中銀行への貸し付けを行うことから銀行の銀行。さらに政府への資金の貸し付け、国庫金の出納や公債の発行・償還に関する業務を担当することから政府の銀行といわれる。

▶金融政策

 ①基準割引率および基準貸付利率

 ②公開市場操作

 ③支払準備操作

▶金融の新しい動き

 ①マネーサプライ管理政策-

 ②金融の自由化

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